ネイルケア専門店が教える!サロンとセルフそれぞれの魅力と賢い使い分け方

ネイルケアは単なるおしゃれだけでなく、健康的で美しい指先を育てるための大切な習慣です。
コロナ禍以降、手軽にできるセルフケアの需要が高まる一方で、プロの技術や癒しを求めるサロン派も根強く存在します。
このブログでは、なぜ今ネイルケアが注目されているのか、その背景やサロン派とセルフ派の本音をネイルケア専門店の視点で詳しく解説します!
この記事を読むことで、自分に最適なネイルケアの選び方と、その効果的な使い分けがわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
なぜ今、ネイルケアが注目されている?サロン派とセルフ派のホンネ

コロナ禍で高まったセルフ美容の需要と、変わらないサロンの魅力。そもそも、なぜネイルケアをするのか、その理由を探ります。
ネイルケアとは・・・
爪の形を整える(ファイリング)、甘皮周りの角質を処理する、表面を整える、そして保湿する、という一連のステップを踏んで、健康的で美しい爪先をジェルやアクリルに頼らずに育てていくものです。
ネイルケアには、爪を健康に保ち、見た目を美しくする効果があると言われており、当サロンでも爪に悩みを抱えているお客様や、もっと爪がキレイになったらいいな、キレイになりたい、ということで、サロンを見つけてくださったお客様が来てくださっています。
サロン派の心理: 「癒やし」や「プロの技術」を求める人たち|時間やお金をかけてでもサロンを選ぶ理由とは?

サロンに通って指先や爪をきれいに整えている人の特徴は、美意識の高さだけでなく、リフレッシュ、プロに任せることの安心感など、さまざまな理由や心理的背景が挙げられます。
- 清潔感と品格を大切にする
- 自己肯定感を高めたい
- 美意識の高さ
- 多忙な中で癒しを求める
- 時間を効率的に使いたい
- 手元を酷使する仕事・趣味を持つ
- プロの技術を求める
- 衛生面や安全性を重視する
- 自分ではできないケアを任せる
- ビジネスパーソンの身だしなみ
爪の先まで手入れが行き届いていることは、細部まで気を配る几帳面さや、身だしなみを大切にする品格を表現します。
爪をきれいにすることで、気分が上がったり、自分に自信が持てたりします。
美しい手元を見るたびにポジティブな気持ちになり、モチベーションの維持にもつながります。
また、サロンでの施術時間を「自分へのご褒美」や「リラックスタイム」として利用している方も多いです。
非日常的な空間で心身ともにリフレッシュしたいというニーズがあるようです。
自分でネイルケアをする手間や時間を省き、プロに任せることで、クオリティの高い仕上がりを短い時間で手に入れたいと考える人がいます。
実際、自分でケアするよりもプロの施術のほうが持ちが良く、仕上がりも美しいという理由があり、これはサロンに来ていただいている常連様にもよく言われることです。
爪の状態に合ったケアや、甘皮の処理方法など、自分では行き届かない部分をプロに任せることで、より根本的な爪の健康を目指しています。
セルフ派の心理: 費用を抑えたい・好きなタイミングでやりたい・趣味として楽しみたいという人たち|セルフ派が急増している背景を解説

パンデミックを経験して以来、自宅で美容を完結させるニーズが高まり、セルフケアの人気がより一層高まっています。
- 費用の節約
- 好きなタイミングでできる
- 衛生的
- 趣味として楽しめる
- 個性を表現できる
サロンで行うケアとは違った魅力的な部分がたくさんある一方で、セルフケアには限界もあります。
ネイルサロンでは、爪の健康状態に合わせた高度な技術や専門的なケアを受けられますが、自己判断では難しいところがあるでしょう。
失敗して爪を傷つけてしまうリスクも当然あります。
また、サロンに行けば全てお任せできますが、セルフケアでは道具の準備から後片付けまで、全てを自分で行う必要があります。
サロンで「指先美人」になる人が密かに大切にしていること

サロンに通って指先や爪をきれいに整えている人の特徴は、美意識の高さだけでなく、リフレッシュやセルフケア、プロに任せることの安心感など、さまざまな理由や心理的背景が挙げられます。
そして何より、最重要視しているのは「爪の健康」です。
単なる装飾じゃない
自爪の土台を整えることは、爪の健康と美しさを根本から支え、割れや二枚爪などのトラブルを防ぐために重要です。
古い角質を取り除いて爪の潤いを保つことができます。
さらに栄養バランスの取れた食生活や保湿、そして正しい爪の扱いを習慣にすることで、強度があり健康な爪を育てることができます。
自爪の土台を整えることの重要性をまとめると
- 健康で丈夫な爪を育てる
- 爪トラブルの予防
- 美しい見た目の維持
- ネイルケアの仕上がり・持ちを向上させる
サロンで行うネイルケアによってもたらされる健康的な自爪の土台があるから、コート剤を塗っているだけなのに自然な美しさがもたらされます。
プロに任せる安心感

ネイルサロンにおける高度な技術と衛生的な環境によるケアは、プロの技術で自爪や指先を美しく健やかに整えるだけでなく、爪の健康維持、トラブル予防、そして心のリフレッシュに繋がり、自分自身でできる以上の価値を提供します。
専門的なケアを受けることで、自信を持って手や指を見せられるようになり、見た目の美しさだけでなく、指先の健康管理、そして手全体の印象を高めるというメリットが得られます。
爪の健康維持と美しさを同時に実現できるのも大きなメリット。
ネイルサロンは安心してネイルケアをご利用いただける環境です。
時間の価値

忙しい中でも時間を捻出してネイルサロンへ行く。
それは自分へのご褒美となり、フレッシュできるる時間になります。
特別な時間を持つことは、心身の健康維持や自己肯定感の向上につながり、日常生活を前向きに送るための大切な要素です。
また、プロによる美しい仕上がりと質の高いケアにより、自信が向上します。
施術時間は心身のリフレッシュにもつながる
ネイルサロンは、日々のストレスを忘れさせてくれる、落ち着いた空間です。
日常の喧騒や雑念から解放され、自分だけの時間を過ごせます。
プロのネイリストによる丁寧な施術は、身体的なリラックス効果をもたらします。
ネイルケアで眠くなってしまう・・・これはお客様によく言っていただけることですが、ネイルケアの際の優しいタッチは、リラックス効果をもたらす「オキシトシン」というホルモンの分泌を促すともいわれています。
セルフケアでは得られない満足感だけでなく、手元が清潔になったという達成感も同時に得られるのがサロンケアです。
施術が終わった後、美しく整えられた爪を見ることで、気分が高まり、ポジティブな感情が生まれます。
これがお客様がネイルケアの後に仰る「気分が上がる」という事だと思います。
このように、ネイルサロンでの施術は、単なる美容行為ではなく、五感を通した深い癒しと心の充足をもたらす、心身のリフレッシュに最適な時間なのです。
日本のネイル技術が世界をリードする理由とは?海外との違いを解説

繊細すぎる「甘皮ケア」
海外では珍しい、細部まで徹底した甘皮処理。
なぜ日本のネイリストはここまでこだわるのか?
日本のネイルケアは海外のものと比べて、特に繊細で高度な技術を求められる傾向があります。
これは、日本のネイリストの技術レベルの高さと、顧客が求める仕上がりの質の高さに起因しているのだそう。
日本のネイルケア技術の特徴は主に3つ

- ニッパーワークの正確さ
- 甘皮(キューティクル)の処理方法が日本と海外では大きく異なります。 日本では専用のニッパーを使って細部まで丁寧に除去します。 この正確な甘皮処理は、爪を健康的に維持するだけでなく、見た目を美しくする上で非常に重要な工程です。
- 爪の健康への配慮
- 日本のネイルケアは、単に美しく見せるだけでなく、爪そのものの健康を重視しています。 爪の状態を丁寧に整える工程に時間をかけるのが一般的です。
- 接客とホスピタリティ
- 日本のサロンでは、施術中のリラックスできる空間作りや、顧客一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリングなど、高いホスピタリティが提供されます。これも、顧客が満足するサービスの一環として重要視されています。海外のネイル文化との違い
日本と海外の違い
- シンプルさ
- アメリカなどでは、お手入れとシンプルなワンカラーのポリッシュ(マニキュア)が主流で、爪に色を塗るのがネイルサロンの主要なメニューなのだそう。
- スピード重視
- 海外では、施術時間の短縮が重視される傾向があります。そのため、甘皮処理などの工程が簡略化されることがあり、日本のサロンのような丁寧なケアを期待すると物足りなさを感じるかもしれません。
- 衛生観念の違い
- 衛生管理に対する意識や基準が、国やサロンによって異なります。日本の多くのサロンでは、器具の消毒などが徹底されていますが、海外では必ずしもそうとは限りません。
爪の健康を第一に: 美しさと健康を両立させる日本のケア技術

なぜ日本の技術は高度なのでしょうか。
- ネイリストの資格制度
- 日本では、JNA(日本ネイリスト協会)のような団体が技術を評価する検定試験を設けており、ネイリストは高い技術を習得し、維持しようと努力します。
- 顧客の審美眼
- 日本の顧客は、細部まで完璧な仕上がりを求める傾向があります。この高い要求に応えるため、ネイリストは常に技術を磨く必要があります。
- 「職人技」としてのネイル
- 日本のネイルは、単なる美容技術を超え、職人技として捉えられる側面があります。ネイリストは、一つひとつの工程にこだわり、芸術作品を作り上げるような姿勢で施術に臨みます。
日本のネイリストは検定試験を受けたり、コンテストに参加したり、技術の研鑽に努力を惜しみません。
私自身も、ある時期コンテストに頻繁に出場していました。
コンテストでは嬉しい思いも、悔しい思いもたくさんしました。精神面でも相当鍛えられたように感じています。
モデルさんに協力していただき、お客様からも理解していただき、自分自身の技術と向き合う経験は、現在の自分を形成するベースになっています。
ホスピタリティあふれる接客も、日本のネイル文化を支える要素です。
お客様からこのような言葉をいただいたことがあります。
「早くできたら早い方がいいのかもしれないけど、こんな風に丁寧に扱ってもらいたかったから、すごく嬉しいです」
これはお客様がサロンで求めているものを現す言葉だと思います。
技術職であり、接客業でもあるのがネイリスト。
作品はお客様の指先です。
【意外な落とし穴も】セルフケアでは超えられない「プロの壁」

基本的にサロンでするのではなく、自分でネイルケアをしたいと考える人は多いです。
特にパンデミックを経験して以来、ネイル以外でも自宅で美容を完結させるニーズが高まり、セルフケアの人気がより一層高まっています。
人々がセルフネイルケアを選ぶ理由は様々ですが、そこにはリスクも潜んでいます。
失敗で爪を傷つけるリスク

ネイルケアをセルフで…と考えた場合、慣れない甘皮処理で自爪を傷めてしまう可能性が考えられます。
ネイリストは、爪周りについている必要な部分と、不必要なぶぶんの見極めが出来ていて、かつ、不必要だと考えている部分については適切に除去するという技術を持っています。
また、過剰に爪を磨いたりすることも、爪が薄くなるリスクがあります。
セルフケアは「やり過ぎてしまう事」が最も危険で、傷ついてしまった組織は回復するのに時間がかかります。
刃物や器具を使用する際には、特に慎重に。
痛みや違和感を感じるようなことは、決してしないでください。
見えない細部への配慮

自分では見えにくい方の指の側面のお手入れ、利き手と逆の手のケアの難しさは、たとえネイリストであったとしても、セルフで完璧に行うことは難しいです。
実際私自身も、自身のネイルケアを行う際は、ネイルサロンでしてもらっています。
いつでも細部まで手入れが出来ているという事や、安心して任せられるサロンや担当ネイリストがいるという事は、生活の質を高めることに直結していると考えているからです。
爪の悩みを根本から解決

ここからは、プロの目線でしかわからない、爪の状態に合わせた適切なケアの重要性を解説していきます。
爪の状態に合ったケアや、甘皮の処理などはプロ目線でしかわからないことが多いです。
自分ではやりにくい部分をプロに任せるというということだけでも十分に意味があります。
また、爪のトラブルはちょっとした日常の中に潜んでいたり、無意識的にしている行動の積み重ねが引き金になっていることもあります。
そのようなトラブルから、原因を探り出し、より根本的な爪の健康を目指すのがサロンケアです。
「今まで何十年も悩んでいたことが、数回のサロン通いで、改善してきたのを実感できて嬉しい」などという言葉をいただく機会がよくあります。
サロンに行けば全てお任せできますが、セルフケアでは道具の準備から後片付けまで、全てを自分で行う必要があります。
総合的な満足度や充実度をを向上させることができ、自分では行き届かないお手入れをしてもらえる場所が、ネイルサロンです。
サロンとセルフ、賢く使い分けて「最高の指先」を手に入れる方法

ここでは以下の2点に焦点を当てて、解説していきます!
- セルフでやるべきネイルケア3選
- ネイルサロン活用法3選
セルフでやるべきネイルケア3選
1.まずは基本のネイルケアをセルフで

基本のネイルケアとは、毎日の保湿です。
ネイルオイル、ネイルクリームなど、爪と爪周りの皮膚を中心に保湿を行います。
基本は、手を洗うタイミングで常時保湿しましょう。
「手を洗う→手を拭く→ネイルオイル」というように、ルーティン化していくのが成功の近道です。
さらにお出かけ前にも保湿をプラスします。
出社時、退社時などに保湿します。
また、絶対に外せないのが就寝前です。
就寝前にネイルセラム(美容液)とネイルオイル、ハンドクリームのトリプル使いで乾燥を寄せ付けない!
これによって、爪に弾力性が増し、爪先に割れや欠けを防ぐことができます。
爪の周りの皮膚が固くなるのを回避していきましょう。
2.ファイリングで健康的な爪先を作りましょう

ファイリングとはエメリーボード(爪やすり)を用いて、爪の形と長さを、安全に保つことです。
爪の長さは、長い方が好きだという方と、短い方が好きだという方がいます。
では、好き・嫌いではなく「あなたにとって」適切な長さはどのくらいなのか、ご存じですか?
長い爪が好きでも、爪の状態や、生活習慣によっては、短くしておいた方が安全に過ごせるという方や、介護や子育てなど、ある一定の期間に限っては、短くしておいた方が良い時期もあるでしょう。
そのような個別の生活状況・爪の状態によって、どのような形、長さが適切なのかを、サロンで教えてもらえます。
一度サロンで相談してみるのがおすすめです。
一緒にエメリーボードの使用方法も教えてもらえるはずです。
3.コート材で爪表面を保ちます

爪に何も塗らないで過ごすのと、透明のコート材を塗って過ごすのでは、圧倒的にコート材を塗って過ごす方が強度が出ます。
ここでいう「コート材」がさすものは、ベースコートやトップコートになります。
これもまたネイルの長さや形と同様に、どのようなコート材があなたに向いているのか、サロンで教えてくれます。
ツヤがあるのと無いのでも、その方によって好みや、出来る出来ないの基準があると思います。
サロンでご案内できるコート材は5~6種類はご用意があり、爪の状態が変わると、おすすめの商材が違ってきます。
まずはご自分にとって何がいいのか、サロンで相談してみましょう。
セルフネイルケアのまとめ
自分に合ったスタイルを見つける
自分のライフスタイルや目的に合わせて、最適なネイルケアの方法と、ネイルケアアイテムを見つけて、お手入れを継続的に行うことで、健康的な自爪の土台を作りましょう。
ネイルサロン活用法3選
1.ネイルサロンでの定期メンテナンスをスケジューリング

ネイルサロンでのお手入れは、ご自分で行っている普段のケアが正しく行われているかを確認するという意味でも、大きなネイルトラブルを引き起こすことが無いようにするためにも必要なことです。
ネイルケアと共に、サロンでしかできないような「ハンドトリートメント」を併用するのもおすすめです。
当サロンでは、パラフィンパックがセットになったメニューが人気です。
この夏は期間限定・数量限定でご用意した「ハンド美白」コースが人気でした。
季節を先取りしたお手入れで、爪先だけでなく、手肌も健康的に保つことが出来ます。
2週間に一度、3週間に一度、4週間に一度など、お客様のライフスタイルや、ネイルトラブルに合わせた来店周期をネイリストに相談してみましょう。
2.特別な日のネイルサロン

爪をきれいにしておきたい特別な日というのが女性にはありますよね。
普段の保湿ケアやファイリングなどは簡単にセルフで行い、特別な日のカラーリングやスペシャルケアはサロンを利用する、といった使い分けをしてみましょう。
普段からお手入れが行き届いている指先は、派手なカラーや、装飾を必要としません。
手肌がきれいに見えるカラーをシンプルに塗るだけで、爪先の美しさを一層引き出してくれるでしょう。
普段から色に触れているプロのネイリストは、色と無関係のお仕事をしている方と比べて色に対する感度が高いと言われています。
こんな色がいいなと言ったニュアンスから、好みのカラーを提案してくれたりもしますので、決まられない方などは思い切って聞いてみるのもいいですよ。
3.爪のSOSこそプロに相談

二枚爪や縦線など、お手入れを入念にしていたとしても、ネイルトラブルが起きることは、悲しいけど、あります。
そのようなときはサロンで専門的なケアを受けるのがおすすめです。
爪は髪の毛と一緒で、一旦傷んでしまったら、生え変わりを待つしかありません。
ダメージの程度によっては、結構長い時間を要する場合もあります。
当サロンでは、ジェルオフなどで爪が薄く弱くなってしまった方のご来店も多いです。
キレイで健康的な指先に回復していく過程を、段階に分けてお手入れしながら、育てていきます。
迷わずサロンでご相談ください。
最後に
「やらない方がいいこと、やってほしくないこと」というのがあります。
特にダメージを抱えた爪先には負担が大きすぎるようなことです。
いくら爪にとって良いネイルケアしていても、それ以上に爪のダメージがあることを辞めなければ、なかなかケアの効果を感じにくいでしょう。
お悩みがなかなか解消できない原因は、自分が普段から無意識的にしていた行動の中にあった、という事も、あるんです。
こちらも、お客様によって違うケースになりますので、カウンセリング時にお話しすることを参考に、ホームケアを進めていただければと思います。
そのうえで、どのくらいの期間、集中的に行って、その後は定期メンテナンスにしていくというのが、私のサロンでの考え方です。
定期メンテナンスの期間が開くほど、セルフケアが重要になります。
サロンとセルフケアの両方を上手に使って「最高の指先」を手に入れましょう。
福島市 ネイルケアサロン スプレース