お家でできるネイルケアとハンドケア

夏が終わろうとしていますね。
サロンにお越しいただくお客様の中には、
「夏の間はネイルの調子が良くて、爪も割れにくくて良かった!」
などと言ってくださるお客様も多いのですが、
お盆明け、来ていただいたお客様の中には、お盆中のご家族のお世話や、お出かけの影響が手肌や爪先に出ているように感じています。
今日はサロンで行うケアではなく、ご自宅でゆっくり取り組めるハンドケアとネイルケアをご紹介していきます。
Contents
ネイルケアとハンドケアの違い

手元を美しく保つためにはハンドケアもネイルケアも、どちらも重要なお手入れです。
ネイルケアは爪のケアに特化しています。
- 形や長さを整える
- 甘皮周りのお手入れをする
- 爪を保護したり強化したりする
- 爪に栄養を与える
これらがネイルケアでできることです。
ハンドケアは手全体の美しさを保つお手入れを指しています。
- 手肌の保湿
- 手のマッサージ
- 必要な方は角質ケア
- 肌荒れの予防
これらができるのがハンドケアです。
サロンでお客様の爪をお手入れしているときに「保湿が足りないのかも・・・」と感じるのは爪の周りの皮膚が非常に固くなっていて、白くなっていたり、ひび割れができているのを見たときです。
爪のわきのキワのところに固い引っ掛かりができている場合なども、もっと保湿をしてあげて欲しいな、と思います。
このキワの部分は特にトラブルができやすいのですが、どんな保湿が有効だと思いますか?
場所に合わせて適切な保湿を

爪に用いる保湿剤はネイルオイルが有効だと思います。
ネイルオイルにも様々なものがありますので、香りやテクスチャーで選んで、好きなものを使ってみるのがいいと思います。
質の良いオイルは、適量を守れば、肌に浸透してべとつく心配はありません。

手肌にはハンドクリームが有効です。
ここで試していただきたいのは、ハンドクリームのつけ方。
手の甲側にクリームをつけて両手の甲をすり合わせるようにぐりぐり・・・とするよりも、少量でいいので手のひらに取りのばして、手のひらで手の甲にクリームを優しく塗ること、です。
ハンドクリームも、ネイルオイルも、品質でテクスチャーが違います。
つけ方にも工夫が必要で、たっぷりつけると余ってしまうので、べたべたしてしまうことが多いです。
べたつかないためには、「少ない分量を、こまめに」つけてみてください。
ハンドクリームやネイルオイルは「化粧品」です。
化粧品は肌荒れなどのトラブルが起きないように、健康な状態で肌に使用します。
ネイルオイルも同様に、ささくれやひび割れができないように、使用するものです。
大切なことなのでもう一度お伝えしますが、化粧品は健康な肌に使うものです。
お薬ではありません。
今手肌にトラブルが起きている方は、季節柄少ないように感じています。
今からできることで、トラブルが起きないように未然に防ぐことがたくさんありますので、是非取り入れてみてください。
爪ってどこまでをいうの?

ここまで、爪と手肌のお手入れについて書いてきました。
では、爪と指の境目や、爪の周りの皮膚に起きるトラブルはどうすれば防ぐことが出来るでしょうか。
サロンでお客様にお話をしているのは「ネイルオイルは第一関節から先、全体に馴染ませてください」ということです。
爪周りの皮膚は手の甲や手のひらに比べて分厚い方が多いので、ちょっとした乾燥でも、すぐに固くなってしまいがちなんです。
固くなったまま過ごしていると、やがて割れてしまいます。
紫外線の影響

肌が固くなる原因のひとつに「紫外線」が挙げられます。
紫外線は日焼けで肌にシミを作る以外に、肌の弾力を奪い、真皮構造を壊し、肌を乾燥させるといった影響を与えるのを知っていますか?
夏は気温が高く、汗もかくので、お肌が乾燥状態になっていることに気が付いていない方が多いですが、実は乾燥していますので、冬場とは違ったお手入れが必要です。
それはお顔だけでなく手肌も同様です。
特に、
- 日差しの強い日にアウトドアを楽しんだ方
- お掃除やお洗濯で、外に頻繁に出たりした日
- 日中のドライブ
などはもちろん、曇りの日でも紫外線はありますので、日焼け止めは使用した方がいいでしょう。
朝夕は少しだけ涼しくなってきましたので、お手入れ再開させてみてはいかがでしょうか?
爪周りに起きるトラブルはサロンにお任せ

ささくれや爪のわきにできる小さな爪のようなもの・・・
これらを放っておくと大きくなって、引っかかった際に痛みもあるので、気になって引っ張ったりする方がいますが、悪化することが多いみたいなのでサロンで安全に取り去るのがいいです。
このようなトラブルが起きたときに自分で対処できる専用の刃物もあります。
そんな急にサロンに行けないという方は、ひとつ持っていると安心です。
次は、トラブルを未然に防ぐ方法、お伝えします。
ホームケア

今夜から始める「手肌もきれいになれる」セルフネイルケアをご紹介します!
- 手肌は清潔な状態に整えておいてください
- ネイルオイル
- ハンドクリーム
- 化粧水など(ボディ用が無ければ、お顔に使うものを少しだけ用意してください)
- ネイルオイルを爪周りにつけてのばします。
- 第一関節から先の部分に丁寧になじませてください。
- 少量の化粧水を軽く両手にはたき馴染ませます。
- 少量のハンドクリームを両掌で温めるようにして緩め、手のひらに伸ばし、手の甲を押さえるようにして塗ります。
力は要らないのでゴシゴシ擦らないこと!
手肌は薄いので傷ついてしまいます。
また、このセルフネイルケアは寝る前に行うと効果的です。
ホームケアは毎日の積み重ねで「少しずつ」肌が健康に、キレイになっていくものです。
やった日と、やらなかった日で、劇的な変化はないのですが、数日、数週間、数か月と、確実に変化が分かります。
ネイルケアとハンドケアは、どちらも行うことでより効果的に手元を美しく保つことが出来ます。
爪そのものにトラブルがある場合でも、今回紹介したセルフケアを行うことで、爪の状態が良くなることも考えられます。
少しずつ変わっていくのを楽しみながら、ネイルケアやハンドケアが癒しの時間になった、と仰るお客様もいます。
今から始めれば、早い方はこの冬にも、嬉しい変化を感じることが出来るでしょう。
手肌のお悩みを抱えている方のお役に立てれば、嬉しいです。
まとめ

今回の記事では、ネイルケアとハンドケアの違いや保湿の大切さ、紫外線による影響、そして自宅でできるセルフケアの方法をご紹介しました。
爪や手肌は日々の小さな積み重ねで確実に変化していきます。
ネイルオイルやハンドクリームを正しく使い、乾燥やトラブルを未然に防ぐことが、美しく健やかな手元を保つ最大のポイントです。
少しずつ習慣にして、指先から自分を大切にしてみませんか。
ぜひ今日から取り入れてみてください。
福島市 ネイルケアサロン スプレース