ジェルネイルを楽しんだ、その後の爪をどう育てる?
夏休みやお盆休みも終わり、仕事や学校が再開したという方も多いのではないでしょうか。
休み中に楽しんだジェルネイルやスカルプチュアも、そろそろオフやお直しのタイミングを考える頃かもしれません。

今回から全6回でお届けするこの連載では、ジェルネイルを楽しんだあとの自爪を、どう保護し、健やかに育てていくかをテーマにお伝えしていきます。
この記事をシリーズで読んでいただくことで、爪を傷めやすい場面や避けたい対処法、回復までの目安が分かり、次にネイルを楽しむ時にも安心です♪
Contents
1.夏休み明けに増える、ジェルネイルの「オフ」トラブル

お盆休みや夏休みが明けたこの時期、仕事や学校が再開して日常のペースに戻ったという方も多いはずです。
休み中は少し華やかなデザインを楽しんでいた人が、週明けに慌てて落としたり、オフィス向けのシンプルなネイルへ塗り替えたりするのも、ちょうど今の時期です。
実はこのタイミング、ネイルにまつわるトラブルが起こりやすい時期でもあります。
20〜30代の女性を中心に、夏休みやお盆休み中にジェルネイルを楽しむ人は全体の2〜3割、およそ4〜5人に1人ほどいるといわれています。
成人女性のネイルサロン利用率は平均で9.2%程度ですが、流行に敏感な20代女性に限ると20%を超えるというデータもあります。
加えて最近では、サロンだけでなく自宅で手軽に楽しめるセルフジェルネイルや、貼るタイプのジェルネイルシールを使う人も増加中です。

こうして数字で見ると、夏はジェルネイルを楽しむ人がぐっと増える季節だとわかりますね♪
けれども、楽しかった連休が終われば一気に日常へ引き戻されます。
ここでよく起こるのが、「サロンの予約が取れない」「爪が傷んでしまっている」「仕事用のネイルに戻さなければならない」といった困りごとです。
夏休み明けに起こりやすい、3つの困りごと

オフの時期を意識せずに夏を過ごしてしまうと、休み明けにさまざまなトラブルが重なりやすくなります。
代表的なものとして、次の3つが挙げられます。
予約が取りにくい「サロンの繁忙期」
まず大きいのが、お盆休み明けはサロンの繁忙期と休業が重なりやすいという点です。
帰省や旅行から戻った人たちが一斉にオフや付け替えを希望する一方で、サロン自体もお盆前後に休みを取っていることが多く、営業日数が普段より少なくなります。
その結果、本来3〜4週間ほどで迎えるはずのつけ替え周期を過ぎてしまい、爪が伸びすぎてタイピングや家事などに支障が出てしまうこともあります。
海・プール・紫外線…夏の遊びで進む「ジェル浮き」
連休中の過ごし方も、ジェルネイルの状態に影響します。
海やプール、BBQ、旅行といったレジャーには、水分や紫外線、衝撃など、ジェルが浮いたり剥がれたりする条件がそろっています。
長時間水に触れることで自爪がふやけてジェルとの間に隙間ができたり、日焼け止めやBBQの油分が浮きを早めてしまったりすることもあります。

浮いた部分に髪の毛が引っかかるだけでも、地味にストレスですよね…。
気になって無理に剥がしてしまうと、ジェルだけでなく自爪の表面まで一緒にはがれてしまい、薄くペラペラの爪になってしまうこともあるので注意が必要です。
休み明けに迫られる「仕事用ネイルへの戻し」
もうひとつ多いのが、仕事用のネイルへ戻さなければならないという問題です。
お盆休みに合わせて夏らしい華やかなデザインやリゾート風のネイルを楽しんでいた場合、休み明けには職場の身だしなみのルールに合わせて、急いで落としたりシンプルなデザインに変えたりする必要が出てきます。
重要な商談や会議の予定があれば、なおさら焦ってしまうものです。

大事な予定の前に予約が取れないと、地味に焦りますよね…。
サロンの予約が取れなければ、派手なデザインのまま出社せざるを得ないこともあります。
焦って自分で削ったり無理に剥がしたりした結果、爪を傷めてしまうケースも少なくありません。
「つける時」は考えても、「オフ」まで考えている人は少ない

ここまで見てくると、ジェルネイルをするときに「オフのこと」まで考えている人は、意外と少ないように感じます。
つける瞬間は「どんなデザインにしよう」「旅行の服に合わせよう」と気持ちが盛り上がるものですが、オフは言ってしまえば元に戻すだけの作業。
楽しみというより、どうしても後回しにされがちです。
セルフジェルネイルの手軽さゆえの落とし穴

最近では3COINSや100円ショップでも、ジェルネイルや硬化用のライトが手軽に手に入るようになりました。
そのぶん「楽しそう」「安いから試してみよう」と勢いで始めやすくなっている面もあります。
ところが、いざオフする段階になって、アセトンや爪を削る道具まではまだ用意していなかったと気づくケースも見られます。

始めるハードルが下がった分、オフの準備までは意外と見落としがちかもしれません♪
また、ジェルネイルを楽しんでいるその時点では、3〜4週間後の予定まで考えが及んでいないことも少なくありません。
夏休みや旅行など目の前のイベントに気持ちが向いていると、「1か月後に爪がどれくらい伸びているか」「その頃忙しくないか」「サロンの予約は取れそうか」というところまでは、なかなか想像しにくいものです。
「剥がせるタイプ」でも油断は禁物

初めてジェルネイルをする方の中には、マニキュアと同じように除光液でさっと落とせると思っている場合もあります。
ところが実際には、表面を削ってからアルミホイルを巻き、時間を置いてオフするという工程が必要です。
その手間の大きさを、落とす段階になって初めて実感することもあるようです。

「剥がせるタイプ」でも、思ったよりしっかりついていることがありますよね。
「剥がせるタイプだから安心」と思っていても、自爪との相性や塗り方次第では、想像以上にしっかり密着していることがあります。
それを無理に剥がしてしまうと、自爪の表面まで一緒に傷つけてしまうため注意しましょう。
ジェルネイルは「落とすところまで」がワンセット

ジェルネイルは、つける瞬間だけで完結するものではありません。
オフまで含めて、ひとつのネイルだといえます。
- サロンで楽しむ場合は、つけるタイミングで次回のオフの予約まで一緒に取っておく
- セルフで楽しむ場合は、塗る前にオフに必要な道具がすべて揃っているか確認しておく
夏休みを楽しく過ごしたあとに慌てて爪を傷めてしまわないためにも、ジェルネイルは「落とすところまで」をセットで考えて楽しむことが大切だと思います。
2.オフを考えずに始めると起こる、「ジェルオフで困ったこと」

実は、オフのことをまったく考えないままジェルネイルを始めてしまう人は少なくありません。
そのため、お盆休みの終わりが近づく頃になって、「こんなはずじゃなかった」というトラブルが一気に噴き出してしまうのです。

つける時にオフのことまで考えていませんでした。
前回お伝えした「予約が取れない」「爪がボロボロになる」「仕事用のネイルに戻せない」という困りごとも、元をたどれば「オフする時のことを考えていなかった」という一点につながっています。
オフを考えずに始めると起こる、3つの困りごと

オフのことを考えずにジェルネイルを始めてしまうと、休みの終わりに向けてさまざまな困りごとが少しずつ表面化してきます。
一つひとつは小さなきっかけでも、重なることで慌ただしい状況につながってしまいます。
代表的なパターンは、次の3つです。
サロン任せのつもりが「サロン難民」に
たとえば、サロンでオフしてもらうつもりだった場合を考えてみましょう。
「行きたい時に行けば、いつでも落としてもらえるだろう」と思っていても、お盆休み明けはオフや付け替えを希望する人が一斉に集中する時期です。
オフの時期まで見越して1か月前から予約を押さえていた人たちで枠が埋まっていれば、いざ自分が落としたいと思っても予約を取れないことがあります。

予約って、こんなにも先読みが必要なんですね…。
そうしているあいだにも自爪はどんどん伸びていくのに、ジェルは落とせないままです。
いわゆる「サロン難民」の状態に陥ってしまうのです。
自分でオフしようとして気づく、想像以上の手間
サロンの予約が取れないまま限界を迎えると、今度は自分でなんとかしようと考え始めます。

ジェルネイルのオフって、こんなに時間と手間がかかるの…?
なかなか落ちないジェルにイライラして、「もういいや」と根元から力まかせにペリペリ剥がしてしまうこともあります。
すると、ジェルと一緒に自爪の表面まで剥がれてしまい、爪が薄くなって痛みが出ることもあるので注意が必要です。
休み最終日の夜に慌てる「除光液では落ちない」現実
もうひとつ困りごとが起こりやすいのが、仕事が始まる直前のタイミングです。

休み明け前日の夜に、除光液でサッと落とせばいいや。
そんな軽い気持ちで夏休みのあいだだけ派手なジェルネイルを楽しんでいると、休み最終日の夜になって初めて、市販の除光液ではジェルネイルが落ちないことに気づくというケースがあります。
明日からもう仕事なのに、このネイルをどうすればいいのか。
焦って夜中に爪やすりで削り続けて爪を傷めてしまったり、結局どうにもできずに派手なネイルのまま出社することになったりする人もいます。
「塗る」だけでなく「落とす」まで決めておく

こうして振り返ると、「予約が取れない」「無理に剥がして爪がボロボロになる」「仕事用に戻せない」という一見バラバラに見える困りごとも、根っこは同じところにあります。
ジェルネイルをつける段階で、「いつ、どうやって落とすか」まで考えていなかったということです。
ジェルネイルを綺麗に、ストレスなく楽しんでいる人は、「塗る」という入口だけでなく、「落とす」という出口のスケジュールまできちんと考えています。

夏休みやお盆休みって、つい「今この瞬間」を楽しみたくなっちゃいますよね♪
だからこそ、ジェルネイルを始める時点で「〇月〇日に落とす」というゴールを先に決めておくことが大切です。
ジェルネイルは、「塗る」ところだけでなく「落とす」までがワンセットです。
休み明けに慌てないためにも、最初から出口まで見据えて楽しむことが大切だと思います。
- ジェルネイルを始める時点で「〇月〇日に落とす」というゴールを決めておく
- サロン希望の場合は、つける時点でオフの予約も一緒に取っておく
3.困った時ほど気をつけたい、SNSの「代用」情報

前回は、ジェルネイルは「塗る」だけでなく「落とす」まで考えて楽しむことが大切、というお話をしました。
ところが、オフのことを考えずにジェルネイルを楽しんでしまうと、休みが終わる頃になって「オフする道具がない」「明日から仕事なのに落とせない」という状況に直面することがあります。
そんな時、多くの人はスマートフォンで「何か代わりになるもの」はないかと検索するのではないでしょうか。
SNSで小規模にバズる「代用」情報の正体

実はこの時期、SNS(X・TikTok)では「ベースコートの代わりにトップコートを使う」「トップコートをベースコートで代用する」といった、代用に関する投稿が小規模にバズることがあります。
「オフの道具がない」「明日から仕事なのに落とせない」とパニックになった人が、藁にもすがる思いで裏ワザを探すこともあります。

藁にもすがる思いで裏ワザを探しちゃう気持ち、わかります…。
そこで見つけた「代用できる」という発信に飛びつき、それがSNSでさらに拡散されていく。
そんな循環が生まれているのです。
なぜ「代用」情報は拡散されやすいのか

なぜ、このような「代用」情報が注目を集めるのでしょうか。
ひとつは、「今すぐ、手元にあるもので何とかしたい」という焦りです。
ジェルの上にマニキュアを塗って隠したいのに、ベースコートが手元にないというケースもあるでしょう。

「セルフジェルを始めたいけど、トップコートで代用できない?」
そんな時、「わざわざ買いに行かなくても、今あるもので何とかできる」という情報は、とても魅力的に見えます。
もうひとつの理由は、「意外な裏ワザ」として広がりやすいことです。
「実はベースとトップは同じ成分だから代用できる」といった情報は「知らなかった」「有益すぎる」と感じやすく、検証系コンテンツとして拡散されやすい傾向があります。
ベースコートとトップコートを代用してはいけない理由

しかし、プロのネイリストの視点では、ベースコートとトップコートを代用することはおすすめできません。
それぞれに、まったく異なる役割があるからです。
ベースコートには、自爪にジェルをしっかり密着させる役割があります。
これをツヤ出し用のトップコートで代用すると自爪にうまく密着せず、1〜2日ほどで剥がれてしまうことがあります。
そして剥がれる瞬間に、自爪を傷つけるリスクもあります。

反対に、トップコートをベースコートで代用したら、どうなるのでしょう?
ベースコートには少し未硬化のベタつきが残る性質があるため、トップとして使うと表面にベタつきが残り、ゴミやホコリが付いたり曇って汚くなったりします。
つまり、見た目が似ているネイル用品でも、果たす役割はまったく違うのです。
アセトン代用・お湯剥がし…気をつけたい裏ワザ

気をつけたいSNSの「裏ワザ」は、これだけではありません。
お盆休み明けのように「今すぐジェルを落としたい」という人が増える時期には、「アセトンがないから除光液に浸してガリガリ削れば落ちる」という情報が出回ることもあります。
通常の除光液ではジェルは溶けないため、結果的に自爪まで削り落とすことになり危険です。

これは絶対に真似しないでくださいね。
「お湯に指を長く浸せば、ペリッと剥がせる」という方法が紹介されていることもあります。
普通のジェルはお湯に浸けたからといって、簡単に剥がせるものではありません。
無理に剥がしてしまうと、自爪まで一緒に剥がれてペラペラになってしまうことがあります。
- ベースコートとトップコートは代用しない
- 除光液でガリガリ削ったり、お湯で無理に剥がしたりしない
「1分でわかる裏ワザ動画」に飛びつく前に

SNSで流れてくる「1分でわかる裏ワザ動画」は、とても魅力的に見えます。
特に「明日までに何とかしなければ」という状況では、簡単に解決できそうな方法ほど試したくなるものです。
けれど、それはジェルネイルを始めた時に考えていなかった「落とす」という問題から生まれた、間違った解決策であることも少なくありません。
検索は落ち着いても、疑問自体はなくならない
こうした検索の勢いは、お盆休みが終わって数日もすれば、いったん落ち着いていきます。
とはいえ、「ベースコートとトップコートは代用できるのか」という疑問そのものがなくなるわけではありません。

セルフネイル初心者なら、一度は気になる疑問ですよね。
これは、セルフネイル初心者が特に通りやすい疑問だからです。
そのため、大型連休の直後や新生活シーズンなど、ネイルを始める人や急いで落とさなければならない人が増える時期になると、検索が再び増える波がやってきます。
そして実は、ネイルトラブルが深刻化するのはここからなのです。
4.SNSのトレンドが去ってから、本当のネイルトラブルが始まる

前回は、SNSで「ジェルネイルをどうやって落としたらいい」「代用できるものはない」といった検索が増える時期についてお伝えしました。
こうした検索の勢いは、お盆休みが終わって数日もすれば、いったん急速に収まっていきます。
けれど、本当に深刻なネイルトラブルが始まるのは、実はここからなのです。
「どうしよう」というパニック検索が減っていくのは、問題がきれいに解決したからとは限りません。
無理やりジェルを剥がしたり、削ったり、マニキュアで隠したりして、とりあえず目の前からジェルをなくしたことで「一応の解決」をした人が増え、検索する必要がなくなっただけということもあります。

「一応の解決」で安心するのは、まだ早いかもしれません…。
ところが、その時に受けた爪のダメージは消えていません。
数日から数週間かけて、少しずつ表面化してくるのです。
セルフオフで起こりやすい、3つの爪トラブル

無理なセルフオフは、思っている以上に爪へダメージを与えてしまうことがあります。
症状の出方は人によって異なりますが、特に多く見られるのが、次の3つのパターンです。
爪がペラペラになり、痛みが出る
休み明けにサロンの予約が取れず、力任せにジェルをむしり取ったり、SNSで見つけた方法を試して自爪まで削ってしまったりすることがあります。
その代償として起こるのが、爪が極端に薄くなるトラブルです。
オフした直後はそれほど気にならなくても、数日経ってからお湯がしみる、缶のプルタブが開けられない、髪を洗うだけで爪がグニャッと曲がって痛いなど、日常生活に支障が出ることがあります。

髪を洗うだけで爪が痛いなんて、想像以上につらいですよね…。
そして、一度薄くなってしまった爪は、すぐに元通りになるわけではありません。
爪が元の状態に生え変わるまでには、約3〜6か月ほどの時間が必要になります。
ジェルを外したら、爪が緑色になっていた
連休中、海やプールなどのレジャーでジェルが浮いてしまったにもかかわらず、サロンに行けずそのまま放置してしまうこともあります。
あるいは、その上からマニキュアを塗って見えないようにしてしまうケースもあります。
その結果、ジェルを外した時に自爪が緑色に変色していることがあります。
いわゆる「グリーンネイル」と呼ばれる状態です。

まさか自分の爪が緑色になるなんて、驚きますよね…。
浮いたジェルと自爪の隙間に水分が入り込み、菌が繁殖することで起こります。
こうなると、しばらくネイルをお休みしなければならなかったり、状態によっては皮膚科への通院が必要になったりすることもあります。
爪が皮膚から浮いてくる
さらに、無理なセルフオフによって爪のピンク色の部分までダメージが及ぶと、爪が皮膚から浮き上がってしまう「爪甲剥離症」につながることがあります。
爪の先端にある白い部分が少しずつ根元方向へ広がり、爪が皮膚から離れていきます。
見た目の問題だけでなく、元の状態に戻るまでに長い時間が必要になることもあります。
変化がなかなか落ち着かない時は、自己判断で様子を見続けず、サロンや皮膚科に相談するのも一つの方法です。

一人で抱え込まず、相談していいんですね。
SNSのブームは数日。でも、自爪とは数ヶ月付き合うことになる

SNSで話題になっていた検索ワードは、数日もすれば目立たなくなっていきます。
でも、それはみんなの爪が元通りになったということではありません。
目の前にあったジェルを、とりあえず爪の上からなくしただけなのです。
その後に残った傷んだ自爪とは、そこから数ヶ月付き合っていくことになる場合もあります。
ネイルは「後始末」を間違えると、その影響が長く残る美容でもあります。

「後始末」まで含めて、ひとつのネイルなんですね。
では、すでに「無理に剥がして爪が痛い」「爪がペラペラになってしまった」という状態になってしまったら、どうすればいいのでしょうか。
爪そのものが生え変わるには時間がかかります。
だからこそ、その間の自爪を保湿しながら、外からの衝撃から守っていくことが大切になります。
傷んだ爪を守りながら育てる

当サロンでも、施術の最後の仕上げに使用しているのが、ドイツのナチュラル化粧品ブランドLCN(エルシーエヌ)の「ダイヤモンドパワー」です。
ダイヤモンド粒子を配合し、爪の表面に保護膜を作ることで、外部からの衝撃から爪を守ります。
これ1本でベースコートとトップコートの両方の役割を果たし、塗ってから2〜3分ほどで乾く速乾性もあります。
ジェルとは違い、市販の除光液で落とすことができるのも特徴です。

除光液で落とせるのは、うれしいポイントですよね♪
傷んで薄くなった爪に使用する場合は、一度塗って終わりではなく、「重ね塗り」で厚みと強度を補っていきます。
最初に自爪の表面を清潔にして、ダイヤモンドパワーを薄く1層塗ります。
数日経って剥げてきた部分があっても、無理にすべて落とさず、その上からもう1層重ねます。
そして1週間ほど経ったら、一度市販の除光液で優しくオフして、再び1層目からスタートします。
このサイクルを繰り返しながら、自爪が生え変わるまで保護していきます。

保護するだけではなく、保湿も一緒に

傷んだ爪を育てていく時は、外側をコーティングするだけではなく、毎日の保湿も一緒に行います。
当サロンでは、ダイヤモンドパワーのほかに「アンティセプト」「ネイルセラム」「ネイルオイル」を組み合わせてケアしています。
- アンティセプト
- ネイルセラム
- ネイルオイル
- ダイヤモンドパワー
ネイルケアは、化粧水と同じように「水分のあとに、油分で蓋をする」という考え方が基本です。
まずアンティセプトを、爪の根元の甘皮部分と、爪の裏側にある皮膚との隙間(ハイポニキウム)につけ、指先で優しくなじませます。
爪まわりを清潔に保ちながら、爪の裏側のデリケートな皮膚を保湿します。

「ハイポニキウム」なんて、初めて聞く言葉かもしれませんね。
次にネイルセラムを使い、傷んだ自爪をケアします。
そのあとにネイルオイルをなじませ、水分が蒸発しないよう油分で蓋をします。
爪の根元の甘皮を柔らかく保つことも、これから生えてくる爪を健やかに育てていくために大切です。
そして数分おいてから表面の油分を軽くティッシュオフし、最後にダイヤモンドパワーを塗って、外側から爪を保護します。
ダイヤモンドパワーを塗った後も、アンティセプト、ネイルセラム、ネイルオイルの3つは毎日こまめに使用できます。

焦らず、数ヶ月先の爪まで考えてケアする

傷んでしまった爪は、一度何かを塗ったからといって、すぐに元の爪に戻るわけではありません。
爪が完全に生え変わるまでには数ヶ月かかります。
だからこそ、その間は保湿を続けながら、薄くなった自爪を外から守り、これから生えてくる爪を育てていくことが大切です。

自分の爪とは、これからもずっと付き合っていくんですものね。
SNSで話題になった「裏ワザ」は、数日で忘れられていきます。
でも、自分の爪はその後もずっと伸び続けます。
傷めてしまってから慌てて何とかするのではなく、傷んでしまった時こそ、焦らずに数ヶ月先の爪まで考えてケアしていくことが大切です。
5.傷んだ爪が元の健康な状態に戻るまで、どのくらいかかる?

お盆休み明けに無理なオフをしたり、レジャーなどで自爪を傷めてしまった方も多いのではないでしょうか。
では、ここまでご紹介してきたダイヤモンドパワー、ネイルセラム、アンティセプト、ネイルオイルの4点でお手入れを続けた場合、どのくらいの期間で元の健康な爪に戻っていくのでしょうか。
目安になるのは、約半年、4〜6か月です。
爪は、根元から少しずつ新しく伸びていきます。
そのため、今ある傷んだ部分が突然元の厚みに戻るわけではありません。

半年と聞くと長く感じますが、爪が伸びる仕組みを考えると納得ですね。
新しい爪が根元から伸び、ダメージを受けた部分が少しずつ先端へ押し出され、最終的に切り落とされていくまでには、それだけの時間が必要になるのです。
傷んだ爪が回復するまでの目安

傷んだ爪も、正しくケアを続ければ少しずつ元の健やかな状態に近づいていきます。
回復のスピードには個人差がありますが、大きく分けると次の4つの段階を経て進んでいきます。
最初の2週間は、まずこれ以上傷めない
無理にジェルを剥がしてしまった直後は、爪がペラペラに薄くなり、お湯がしみたり、触るとグニャッと曲がったりすることがあります。
この時期は、何よりも「これ以上傷めないこと」が大切です。

この時期は、焦らず守ることに専念する期間なんですね。
ダイヤモンドパワーで外側を保護しながら、ネイルセラムやネイルオイルで毎日のケアを続けていきます。
まずは、日常生活の中で爪にかかる衝撃から守るための環境を整えていく時期です。
1〜2ヶ月すると、根元から新しい爪が伸びてくる
ケアを続けていると、少しずつ根元から新しい爪が伸びてくるのが分かります。
まだ先端には傷んだ部分が残っていますが、根元からはダメージを受けていない新しい爪が育ってきます。

根元だけでも新しい爪が見えてくると、ちょっと安心しますよね。
この時期は、アンティセプト、ネイルセラム、ネイルオイルで爪まわりの環境を整えながら、先端に残っている薄い部分をダイヤモンドパワーで保護していきます。
見た目には少しずつ変化が出てきますが、まだ途中経過です。
3〜4ヶ月は、傷んだ部分が少しずつ減っていく
3〜4ヶ月経つ頃には、爪のかなりの部分が新しい爪へと入れ替わってきます。
傷んでいた先端部分は、爪を整えるたびに少しずつ切り落とされていきます。

「爪が扱いやすくなった」と感じられたら、うれしい変化ですね♪
この頃になると、「以前より爪が扱いやすくなった」「引っかかりにくくなった」と、自爪そのものの変化を感じやすくなってきます。
5〜6ヶ月で、爪全体が新しく入れ替わる
約半年が経つ頃には、根元から先端まで、ほぼすべてが新しく伸びてきた爪に入れ替わります。
ピンク色の部分がしっかりあり、先端まで自爪本来の厚みがある状態を目指すなら、このくらいの期間を見ておく必要があります。
爪は1ヶ月に約3mmほどしか伸びません。

1ヶ月に3mmと聞くと、意外とゆっくりですよね。
どんなに丁寧にケアをしても、今すでに傷んでいる爪そのものが急に分厚くなることはありません。
だからこそ、爪を守りながら育てるという考え方が大切になります。
半年間続けると、ちょうど春を迎える

9月頃から半年間ケアを続けると、ちょうど翌年の2〜3月頃になります。
秋から冬を越えて、春を迎えるタイミングです。
この半年間は、爪にとっても意味のある期間です。
秋から冬にかけては空気が乾燥し、爪や指先も乾燥しやすくなります。

爪育てのケアが、そのまま冬の乾燥対策にもなるんですね。
割れや二枚爪が起こりやすい季節だからこそ、毎日の保湿と保護を続けることが、そのまま冬の乾燥対策になります。
冬の間に丁寧にケアを続け、春を迎える頃には、夏に受けたダメージの部分がほとんどなくなり、新しく育った爪へと入れ替わっていきます。
夏に傷めてしまった爪を、秋冬で育て直し、春に迎える。
半年という期間で考えると、そんな流れになります。
ホームケアにサロンケアを組み合わせる

さらに、毎日のホームケアにサロンでのネイルケアを組み合わせると、自分では難しい部分まで定期的に整えることができます。
サロンでは、爪の表面や甘皮まわりにある不要な角質を整えたり、伸びてきた爪の長さや形をファイルで整えたりします。
特に、ジェルオフ後の薄い爪は先端に引っかかりやバリができやすく、その部分から二枚爪や亀裂につながることがあります。

自分では気づきにくい引っかかりも、プロに見てもらうと安心ですね。
自分では気づきにくい小さな引っかかりも、定期的に整えることで、日常生活の中でさらに爪を傷めるリスクを減らすことができます。
- ホームケア(毎日):アンティセプト・ネイルセラム・ネイルオイル、必要に応じてダイヤモンドパワー
- サロンケア(3週間に1回程度):爪まわりの角質や、伸びてきた爪の長さ・形を調整
この2つを組み合わせることで、自宅でのお手入れを半年間続けやすくなるのです。
このペースで半年間続けていくと、爪の変化を確認しながら、新しく伸びてくる自爪を育てていくことができます。
ジェルを続ける人も、自爪に戻す人も

では結局、ジェルネイルを楽しんだ後のお手入れは、どんな人に必要なのでしょうか。
今後もジェルネイルを続ける予定の人にも、一度ジェルをお休みして自爪で過ごす人にも、ネイルケアは大切です。
ジェルネイルを続ける場合でも、土台になるのは自爪です。
自爪の状態が悪く、薄くなったり傷んだりしていれば、ジェルをのせることそのものが負担になることがあります。

ジェルを楽しみ続けるためにも、自爪のケアは欠かせないんですね。
次にまたジェルネイルを楽しむためにも、その間に自爪の状態を整えておくことが必要です。
一方で、ジェルネイルをお休みして自爪に戻す場合も、そのまま何もしなくていいわけではありません。
ジェルを外した後の爪は、乾燥や衝撃の影響を受けやすくなっていることがあります。
そのため、保湿をしながら爪の長さや形を整え、新しく伸びてくる爪を育てていきます。
半年後には、ジェルを塗っていなくても、清潔感のある美しい自爪を目指すことができます。
選ぶのはどちらでもいい。大切なのは、その先のケア

ジェルネイルを続けるのか、自爪に戻すのか。
選択はどちらでも構いません。
でも、どちらを選んだとしても、健康で美しい爪を保つためには、サロンでのネイルケアや毎日のセルフケアが必要です。
夏休みやお盆休みに楽しんだネイルは、その時だけのものかもしれません。

でも、自分の爪はその後もずっと伸び続けますよね。
数日間の楽しみで終わらせるのではなく、その後の半年まで考えてお手入れをする。
それが、次の季節も自分の爪をきれいに楽しむためのネイルケアなのだと思います。
爪のお悩みをプロに相談したいという方は、お気軽にご来店ください。
爪をきれいに育てようとするとき、つい爪そのものにばかり目が向いてしまいがちです。
でも、実際に人から見えているのは爪だけでなく、指先や手の甲まで含めた「手元」全体です。
次に、自爪を育てていく過程で一緒に整えておきたい、手肌のお手入れについてお話しします。
6.爪を育てるなら、手肌も一緒にお手入れする

ジェルネイルをオフしたあとの自爪のお手入れについて、他の記事でもお伝えしてきました。
アンティセプトで爪まわりを清潔に保ち、うるおいを与える。
ネイルセラムやネイルオイルで毎日のケアを続け、ダイヤモンドパワーで今ある爪を外側から守る。
でも、自爪をきれいに育てていくなら、もうひとつ一緒にお手入れしてほしい部分があります。
それが「手肌」です。
爪は、皮膚が角質化して硬くなったものです。
そして、これから新しい爪をつくる爪母は、甘皮の少し奥、皮膚の下に位置しています。

今まで考えたことがなかったですが、確かにそうですね!
つまり、爪だけを切り離して考えるのではなく、まわりにある指先や手肌も一緒にお手入れしていくことが大切なのです。
ジェルオフ後に乾燥しているのは、爪だけではありません

ジェルネイルをオフしたあと、「爪が薄くなった」「乾燥している」と自爪にばかり目が向きがちですが、指先や手肌も乾燥していることがあります。
ジェルオフに使うアセトンだけでなく、夏の強い紫外線や、海やプールで過ごした時間も、手肌にとっては乾燥の要因になります。
そこへ、秋から冬にかけての乾燥する季節がやってきます。

爪を育てようとしていても、まわりの皮膚が乾燥してささくれやガサつきが目立っていては、指先全体を美しく見せることはできません。
だからこそ、ネイルケアと合わせてハンドクリームやオイルを使い、指先だけでなく手肌全体を保湿していきましょう。
爪だけではなく「手全体」で見る

ネイルケアをしていると、どうしても爪そのものに意識が向きがちです。
でも、実際に人から見えているのは爪だけではありません。
爪、そのまわりの皮膚、指先、そして手の甲。
これらすべてを含めて「手元」として見られています。

どれだけ爪をきれいに整えていても、まわりの皮膚が乾燥していたりささくれが目立っていたりすれば、せっかく育てた自爪の美しさも十分に引き立ちません。
反対に、手肌のキメが整い、指先まできちんと保湿されていれば、透明なコートだけで仕上げた自爪でも美しく見えるようになります。
ネイルケアとハンドケアは別々のお手入れのように思われがちですが、美しい手元を育てるという意味では、ひとつながりのお手入れとして考えることができます。
せっかくなら、この機会に「自爪育成」を始めてみる

お盆休みが終わってジェルを外したら、爪がボロボロになっていた。
最初は「どうしよう」と思ってしまうかもしれません。
でも、そこで傷んだ部分だけをなんとかして終わりにするのではなく、この機会に自分の爪そのものを育ててみるという選択肢もあります。
ジェルで隠すのではなく、ジェルを塗っていなくても人前に出せる自爪を育てていく。
いわゆる「自爪育成」です。
前回お伝えしたように、爪が根元から先端まで生え変わるには、およそ4〜6か月かかります。
9月から始めれば、半年後はちょうど2月から3月頃。
春を迎える時期にあたります。

夏に傷めてしまった爪を、秋から冬にかけて少しずつ育て直していく。
同時に、乾燥する季節の手肌も丁寧にお手入れする。
そして春を迎えるころには、新しく伸びた自爪と、きちんとお手入れされた手肌で新しい季節を迎えられます。
半年という時間を「傷んだ爪が元に戻るのを待つ期間」にするのではなく、「自分の爪と手を育てる期間」にしてみるのもいいのではないでしょうか。
サロンケアとホームケアを組み合わせる

自爪育成は、サロンだけで完結するものでも、自宅だけで完結するものでもありません。
サロンでは、爪の状態を確認しながら、甘皮まわりや爪の長さ・形を定期的に整えていきます。
自宅では、アンティセプト、ネイルセラム、ネイルオイル、ダイヤモンドパワーなどを使ったネイルケアと、毎日のハンドケアを続けます。
サロンで整えてもらっても、自宅で何もしなければ、次のサロン予約までの期間は手つかずのままになってしまいます。
反対に、自宅で一生懸命お手入れをしていても、自分では爪の状態や変化に気づきにくいこともあります。

だからこそ、定期的なサロンケアと毎日のホームケアを組み合わせながら、数か月かけて自分の爪を育てていきます。
ジェルネイルを楽しんだあとに爪が傷んでしまったことは、決してうれしいことではありません。
でも、それをきっかけに、自分の爪や手肌のお手入れを見直すこともできます。
爪だけをきれいにするのではなく、手肌まで一緒に育てていく。
そして半年後、ジェルを塗っていなくても自分の爪と手元をきれいだと思える状態を目指す。
ジェルネイルを楽しんだ「その後」を、自爪育成を始めるきっかけにしてみるのもいいのではないでしょうか。
福島市 ネイルケアサロン スプレース
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